都市型環境共生ビル・グリーンフェローのニュース

婦人画報11月号と「くさる家に住む」

最新の婦人画報11月号に夢の家として取り上げられています。一年前に出版された「くさる家に住む」の売れ行きが好調のようでそれを見た雑誌社からの取材でした。20年目に入った今でも取材が続くというのはうれしいのですが、反面私の意に反して一生懸命PRしている割にグリンフェローのようなエコ建築が増えていかないのはなぜでしょう。

ソーラーや屋上緑化、壁面緑化のある建築は増えてはいるのですが、コンセプトからLCAまでそして自然素材にこだわり、地球と人間の健康の両方に配慮した建築というのがそれほど難しいのでしょうか？

ツタ類も美しい錦に

4階の踊り場にあるプランターに植えてあるハツユキカズラの紅葉が見事。そしてもう少しで西側の夏ヅタの紅葉も京都のお寺のもみじに負けないほどの錦色に染まります。

実りの秋

毎年この時期、テナントのプリスクールの幼児たち(名古屋のたくさんの孫たち)と一緒にちゅーりっぷの植え付けをするのですが、今年は頑張ってにんじんやサツマイモの収穫を一緒にやりました。春の夏野菜の植え付けとともに子供たちの初体験が続きます。

不思議なことに自分で育てたり採ったものは好んで食べます。

それとは別にむかご、カリン、柿やフェイジョアなどの収穫に楽しいひと時を味わっています。

ジャンボユズの木守

名古屋は雪国と同じ景色で、車の音がぜんぜん聞こえないほど静かな一日だ。私は金沢生まれなので、雪が降るとうれしくなる。またいろんな人に「あなたは雪の降る音が聞こえますか」と訊ねている。明け方に今日は雪が降っているかもしれないとカーテンを開けると案の定雪がうっすらと積もっていた。昼前になると雪は10cmほど積もってまだまだ増えそうだ。

写真を撮ろうと屋上から一階の庭へ行ってみると、屋上のジャンボユズもふつうサイズのユズも、また玄関脇のカリンも一様に最後の実を一つ残して雪をかぶっていた。ちょうど今朝の新聞にこういうのを「木守」という記事が載っていた。農家の人が柿木の収穫を終え、感謝の気持ちを表しながら、来年もうまく実を付けてくれるように最後の一個を残しておくという。私も知ってはいたが、三本の木の三個の実は意図したわけでなく、たまたま今朝見たときにひとつづつ残っていただけだった。今年は、カリンもユズも大豊作だった。いつもはあまり肥料もやったりしなくても実をつけていたのだが、たまにはお礼に肥もやろうかとやったらてき面に効果があった。

グリーンフェローに見学に来た人は皆が皆、屋上の25cmの土の上で直径15cmはあろうかというユズが20個ほどなっているのを見て驚いて木の名前を聞く。それ以来、私が屋上緑化の仕事をさせてもらった折、この木を植える。食べてもおいしいものでもなく正月のお飾りにしたりするか、マーマレードにするか、お風呂に入れるぐらいなのだが、都会の屋上での贅沢というか遊びで楽しんでいる。

2050年ビジョン作りワークショップ第一回

地球環境問題を解決し、未来に対する希望の光を、子供たち与えつづけていくために、
私たちは、持続可能な社会へつながるライフスタイルを実践することが求められています。
家庭で、職場で、また地域で取り組めるエコライフスタイルとはどのようなものでしょうか？
実践活動を展開している出演者とともに2050年のライフスタイルについて討論します。

・日　時：　　　8月4日（水） 18：00－21：00
・場　所：　　　Green Fellow　3C（ゆるーり）
名古屋市北区清水5丁目10－8　　地下鉄名城線「黒川」下車徒歩6分

・出　演：　　濱 惠介　　　　エコ住宅研究家、大阪ガス㈱エネルギー・文化研究所顧問
　　　　　 　　牧村好貢　　 エコソリューションズネットワーク㈱代表、グリーンフェローオーナー
　　　　　 　　江場康雄　　 ㈱エバ代表取締役会長

・プログラム　1．提案①　濱 惠介氏 「エコ住宅でエコライフを楽しもう」
2．提案②　牧村好貢氏 「”自給自足オフィス”で都市型エコワーク」
3．討論

・主　催：　　　エコソリューションズネットワーク㈱、地球環境イニシアティブ（GEIN）
＜本プロジェクトは地球環境基金の助成事業です。＞
・参加費：　　 無料
・参加方法：　下記まで参加の旨お知らせください。
地球環境イニシアティブ（GEIN）
E-mail: info＠re50.jp　または　fax 03-5777-5819
・定員30名（先着順）

濱 惠介氏プロフィール
日本住宅公団及び住宅・都市整備公団で、住宅団地・都市住宅の計画・設計、住環境整備等に携わる。1998年大阪ガス㈱エネルギー・文化研究所研究主幹、2009年より顧問。エコロジカルな住宅・生活・居住環境に関する研究・実践・発信活動を展開中。2002年「再生エコハウス」で第3回JIA環境建築賞受賞。著書に『わが家をエコ住宅に』（学芸出版社）、『エコ住宅でエコライフ』（クリエテ関西）など